赤ちゃんの夜泣きは大丈夫という新研究

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長女が赤ちゃんの頃、夜中に泣かれると、とても心細い気持ちになったのを覚えています。 小児科医も母も、「しばらく泣かせておいて、寝かしつけを覚えさせればいい」と言いました。 でも、泣き声に耳を傾けながら、私は思ったのです。 このままではストレスがたまりすぎてしまうのではないか? 精神的なダメージはないのだろうか?

ジャーナルPediatricsに発表された新しい研究によると、これらの質問に対する答えはすべて「ノー」です。 それだけでなく、もし私がそれをやっていたら(私はやっていません、心配しすぎました)、娘と私はもっとたくさん眠れたかもしれません」

オーストラリアの研究者たちは、自分の赤ちゃん(6~16ヶ月)が睡眠問題を抱えていると言う家族と協力しました。 彼らは家族を3つのグループに分けました。 1つは「段階的な絶滅」を行うよう指示され、その間にまず1分間だけ赤ちゃんを泣かせてから中に入って接し、その後徐々に泣かせる時間を長くしていったのです。 もう1つのグループは、「就寝時間フェードアウト」と呼ばれるもので、赤ちゃんがより疲れるように就寝時間を遅らせるよう親に指示しました。

赤ちゃんへの影響を測定するために、研究者たちは興味深いことを行いました:赤ちゃんの唾液中のコルチゾール(ストレスホルモン)のレベルを測定したのです。 また、母親たちにもストレスのレベルについて尋ねました。 12ヵ月後、研究者たちは赤ちゃんに感情や行動の問題がないか調べ、また、赤ちゃんが母親に対してどれだけ愛着を持っているかを調べるテストも行いました。 そして、それだけでなく、彼らの母親は対照群の母親よりもストレスが少なかったのです。 また、3つのグループのうち、消滅グループの赤ちゃんは、夜中に再び目を覚ますことが少なかったのです。 そして、感情や行動の問題、愛着に関しては、3つのグループとも同じでした。

つまり、赤ちゃんを少々泣かせても大丈夫ということです。 それは大丈夫というだけでなく、より多くの睡眠につながるかもしれません。

4年ほど前に発表された別の研究では、研究者は1年よりもさらに先のことを調べました。 睡眠トレーニングを行った家庭と行わなかった家庭を比較し、6年間追跡調査したのです。 その結果、両グループに差はありませんでした。

私たちは、睡眠をとっても、私たちを愛してくれる、適応力のある子どもを持つことができます。

はっきりさせておきたいのは、「卒乳」とは、子供を一晩中泣かせるということではありません。 夜中に目が覚めたときに、いつもあなたに頼るのではなく、ゆっくりと、しかし確実に、赤ちゃんが自分でなだめることができるようにすることを意味します。 (リチャード・ファーバー博士の『Solve Your Child’s Sleep Problems』という素晴らしい本に、こうしたことが書かれていて、とても参考になります)

赤ちゃんが泣くのを止めたいと思うのは、自然な本能でしょう。 でも、人生の節目には、泣くこともあります。寝かしつけ、歩行の練習(いつも転ぶ)、保育園や学校の入学(親元を離れるのはつらい)、友達作り(子供は意地悪)、スポーツ(いつも勝てるとは限らない)、運転の練習(あ、ちょっと待って、これで泣くのは親だ)、などなどです。 子供を決して泣かせないことは、子供の助けにはなりません。むしろ、子供を傷つけることになりかねません。

そして、正直に言うと、睡眠をとることは、よりよい親になる助けになります。

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