米国女子の初潮年齢と人種比較

Background: 米国の女子の性成熟の開始時期が変化していることが懸念され,全国規模のサンプルから初潮年齢に関する最新の情報を得る必要性が高まっている。 これまでの報告は、サンプルの人種構成や年齢が異なるため、情報が少なく、解釈も限定的であった。

目的 本研究の目的は、第3回国民健康・栄養調査における米国女子全体と非ヒスパニック系白人、黒人、メキシコ系アメリカ人女子の初潮年齢分布を推定し、人種差を検証することであった。

デザイン。 8.0歳から20.0歳の女児2510名から月経状況データを収集した。 第3回国民健康・栄養調査(National Health and Nutrition Examination Survey)は、複雑な層別多段式確率クラスター計画に従って行われた。 ある年齢で初潮を迎えた女児の比率を計算するために、SUDAANを使用した。 初経年齢は、女子の10%、25%、50%、75%、90%が初経を迎えた年齢でプロビット分析により推定した。

結果 米国の女子の10%未満が11歳以前に初経を迎え,13.75歳までに全体の90%が初経を迎え,その中央値は12.43歳であった。 この初潮年齢は、1973年に米国の少女について報告された年齢と有意な差はない(0.34歳早い)。 非ヒスパニック系黒人女子の初潮年齢は、初潮を迎えた人の10%、25%、50%において白人女子より有意に早かったが、メキシコ系アメリカ人女子は25%においてのみ白人女子より有意に早かった。

結論 全体として,米国の女子は過去に比べて生殖能力を獲得する時期が早まっていない。 非ヒスパニック系黒人女子の初潮年齢は、非ヒスパニック系白人およびメキシコ系アメリカ人女子の初潮年齢より有意に早い。

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