1973年、セクレタリアト

1973年、史上最強の競走馬といわれたセクレタリアトがケンタッキーダービーを制した。 赤褐色から「ビッグレッド」と呼ばれたセクレタリアトは、16ヶ月の競走生活で数々の記録を塗り替えた。

セクレタリアトは無敗ではなかったが、生涯21戦中1戦を除いてすべて「賞金内」でフィニッシュしている。 セクレタリアトの敗因のひとつは、これまた史上最強の競走馬のひとりであるシャムという馬に敗れたことだ。 シャムはケンタッキーダービーの数週間前に行われたウッドメモリアルでセクレタリアトを破っており、両馬の関係者は5月の第1土曜日に再び対決することを熱望していた。 14頭立てで行われたケンタッキーダービーでは、シャムが先頭でゴール板を通過し、直線半ばでセクレタリアトに追いつかれる。 ビッグレッドは2着のシャムと同様、2分台のレースタイムを記録したのだ。 ケンタッキーダービーからわずか2週間後、セクレタリアトはプリークネスステークスを制した。 そして、そのわずか数週間後のベルモントステークスでセクレタリアトに挑戦したのは、わずか4頭。 ベルモントの1.5マイルレースを2分24秒で完走し、2着馬に31馬身差をつけて優勝したのだ。 セクレタリアトの勝利は、最も広いカメラアングルでも、次に近い馬と同じショットに映らないほどの大差だった。

今日まで、偉大な競走馬はセクレタリアトの成績と比較されている。

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