メガーによる3相モータの試験方法

はじめに

電気機器において、絶縁の良し悪しは重要な要素です。 環境条件、温度、時間などの特定の要因によって、電気機器の絶縁特性が変化します。 そのため、感電を避けるために、定期的に絶縁抵抗の品質をチェックする必要があります。 電気機器の絶縁抵抗のチェックには、メガーが使われます。 モーター、発電機の巻線、ケーブルなどの検査にメガーが使えるわけだ。 メガーは、電線に直流の高電圧を一定時間かけて試験することで、絶縁品質を判断することができる。 メガーは直流発電機とオームメータから構成される。

メガーによる三相モーターの試験方法

手順

メガーを試験に使う前に、ある要因をチェックしなければならない

  • メガーのリード線に故障がないか、リード線の電気伝導性があるか確認する必要がある
      メガーによる三相モータの試験方法。
  • メガーの電気的導通を確認するには、メガーがONの状態で両方のリード線を一緒に接続しなければならない
  • 測定する装置のドレス配線を確認する
  • テスト前にすべての接続が完了していることを確認する

三相モータがデルタ接続かどうかを確認し、そうならリンクを削除する。

モータの巻線抵抗テスト

最初のステップは巻線抵抗のチェックでしょう。 マルチメータと同様にメガーにもロータリーセレクターがありますので、それをオームにして、リード線をチェックし、これで電気の導通をチェックします。 プローブをモーターに接続して、位相端子から位相端子までの巻線抵抗をチェックします。 そのためには、1番目の巻線にプローブを接続し、もう一方のプローブでその両端をチェックし、2番目と3番目の巻線も同じようにチェックする必要があります。 この間、メガーテストのスイッチを入れておかなければならない。 このテストでは、すべての巻線が高い値を示し、ほぼ同じであれば、モーターは正常です。

モータの絶縁抵抗試験

この試験を行うには、メガーの設定を電圧に、電圧レベルを250V以上に設定する必要があります。 メガーのプローブを1本、モータのアース接続部に接続します。 次に2番目のプローブを1番目の巻線に接続して値を確認し、2番目、3番目も同様にして、値がほぼ同じであればOKです。 その後、巻線間の絶縁抵抗をチェックします。

モーターの絶縁抵抗をチェックするとき、3つの巻線の値がほぼ同じであれば、モーターは正常で、プローブが同じ巻線に接続されていれば、メーターはゼロを表示するでしょう。

ですから、モータの絶縁検査と巻線検査で、すべての測定値がほぼ同じで高ければ、そのモータは正常なのです。

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