関節リウマチ
目は関節と似た組織でできています。 関節リウマチの目に関する症状で最も多いのは乾燥ですが、重症化すると目の白い部分（強膜）に炎症が起こり、強膜炎になることもあります。
シェーグレン症候群
シェーグレン症候群は、目や口などの潤いや潤滑性を保つ役割を持つ腺を攻撃する慢性の自己免疫疾患です。 その影響の一つとして、まぶたにある、目の潤いを保つための油分（マイブーム）を分泌する腺が炎症を起こして閉塞する、マイボーム腺機能不全という病態があります。 4
ベーチェット病
これは、目を含む全身の血管に炎症を起こす、全身性の自己免疫疾患です。 ベーチェット病の患者さんの約70％は、ぶどう膜炎や網膜血管炎（網膜の血管の炎症）などの目の炎症症状を経験します5
バセドウ病
バセドウ病は、免疫システムが甲状腺を攻撃し、甲状腺ホルモンの過剰分泌を引き起こす疾患です。 このため、目をはじめとする体のさまざまな部分に影響を及ぼします。 バセドウ病患者の約30％は、バセドウ病眼症（目の周りの筋肉や組織に炎症が起き、目が腫れぼったくなる）の症状が見られます。 視神経炎（目の視神経の炎症）はMSの一般的な症状で、一般的にMSの最初の兆候の1つであり、OCTスキャンによって検出することができます。
視神経炎に罹患すると、通常、片方の目だけに症状が現れます。7 MSに関連するその他の目の症状としては、眼振（目の急激な、制御不能な動き）および複視（二重視野）があります。7
ライター症候群
ライター症候群（反応性関節炎としても知られています）は関節、目および尿道に影響を及ぼす炎症性関節炎の一種です。 8
サルコイドーシス
サルコイドーシスは、肉芽腫と呼ばれる赤く腫れた小さな斑点状の組織が体の臓器に発生するまれな疾患です。 通常、肺、皮膚、眼が侵されます。 サルコイドーシスは年齢に関係なく発症しますが、通常は20〜40歳の成人に発症します。 サルコイドーシスは複数の家族に発症することがありますが、この病気が遺伝するという証拠はありません。