母乳は何日くらいで出ますか?

出産する前から、母乳は “出る “のです。 妊娠4ヶ月頃から出ている初乳が母乳なのです。 しかし、一般には、乳量が急増し、成分が変化することを、乳汁が “入ってくる “と呼んでいます。 通常の場合、赤ちゃんに母乳を与えなくても母乳は変化し、量が増えていきます。 胎盤が娩出されると、母乳を分泌させるホルモン(プロラクチン)が働きます。 ですから、赤ちゃんをおっぱいにつけてもつけなくても、体内で母乳は作られます。

初産の方であれば、産後3~4日目くらいから、おっぱいが膨らみ、硬く、重くなり、母乳が増えていることに気がつくと思います。 難産だった場合や、硬膜外麻酔による長時間の誘発で体に余分なむくみ(浮腫)が出た場合は、母乳量が増えるまでさらに1~2日かかることがあります。 2人目以降の赤ちゃんの場合は、もう少し早く、2~3日ごろに気づくことが多いようです。 これらの期間は平均的なもので、母乳が早く出るお母さんもいれば、遅く出るお母さんもいます。 でも、赤ちゃんは最初から初乳をもらっているので、何も食べなくても心配いりません!

分娩室から、早めに、頻繁に母乳を与えることがとても大切です。 早く、頻繁に、効果的に授乳することで、乳房内のプロラクチン活性が高まり、豊富でしっかりした母乳の供給が保証されるからです。 最初の48時間から72時間の間に授乳回数が多ければ多いほど、母乳の出がよくなります

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。