子宮体がんの種類

子宮体がんには、子宮のさまざまな部位に発生する2つの主な種類があります。

子宮内膜がんは、子宮内膜と呼ばれる子宮の内側に発生するがんです。

子宮肉腫は、子宮の筋肉やその他の組織で発生するまれなタイプの子宮がんです。

子宮頸がんは、子宮の下部、つまり子宮頸部に発生するがんで、子宮がんの一種ではありません。 子宮内膜は子宮の一部であるため、子宮内膜がんはしばしば子宮体がんと呼ばれます。 子宮内膜がんは、婦人科系がん(子宮、子宮頸部、卵巣、外陰部、膣および卵管のがんを含む)の中で最も多く診断されるがんです。 このタイプのがんは、子宮内膜(子宮の内側の内張り)の細胞が制御不能に増殖し始めると形成されます。子宮内膜腺がんのほとんどの症例は、子宮内膜がんです。

子宮内膜がんの他のタイプは以下のとおりです。

漿液性腺がん(リンパ節や体の他の部分に広がりやすい腫瘍)

腺扁平上皮がん(子宮内膜腺がんに似ているまれな子宮がん、子宮の外層に並ぶ扁平上皮細胞のがん)

子宮がん肉腫(子宮体部肉腫。 子宮内膜がんや肉腫のようながん細胞があり、リンパ節や全身に転移するリスクが高い

子宮肉腫

子宮肉腫は、子宮の筋肉壁にできるがんで、子宮のがん全体の4%未満とまれな存在です。 子宮肉腫の種類によって、発症の仕方や経時的な変化、治療法などが異なります。 子宮肉腫の主な3つのタイプは以下の通りです:

子宮平滑筋肉腫。 子宮肉腫の中で最も一般的なタイプで、子宮筋層として知られる子宮の筋壁に発生し、子宮がんの約2パーセントを占めます

子宮内膜間質肉腫。 これらの腫瘍は、子宮内膜を支える結合組織で発生します。 これらのがんは子宮がんの1%未満を占め、一般にゆっくりと成長します。

未分化肉腫。 まれなサブタイプであるこのがんは、子宮内膜間質性肉腫に似ていますが、より侵攻性が高く、つまり、より速く成長し広がります。 これらのがんは、子宮体がん全体の1%未満です。

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