本研究では、交配期間および雄の稔性がカイコの複数回交配にどのように影響しているかを調査し、卵稔性を調べた。 B. mori L.の一代雑種輸入品種を卵の形で農水省農業研究センター蚕業研究部から入手し、25±3℃、72±2%R.H.、15:9日L:Dの実験室条件で飼育し、出現蛾を交配実験に使用した。 得られた結果から,95%以上の受胎可能卵を生産するための最小交配時間は1/2時間であり,交配時間が1/2時間未満では最も受胎可能卵が少なくなった.また,同一雄との交配における雌の平均最高数は20.8匹、90%以上の受精卵を産んだ雌の平均数は13.8匹、90%以下の受精卵を産んだ雌の平均数は2.6匹、一方交尾した雌の平均数(4.4匹)は未受精卵を産んだ。
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