目的:健康な男性ボランティア935人の均一で非紹介集団における、尿量を含む排泄日誌パラメータの年齢と排泄量の層別正常値を報告した。
材料と方法。 合計935人のボランティアが3日間の排尿日誌をつけ、就寝と起床の時刻も記録した。 さらに、経腹超音波で前立腺体積を測定し、回転ディスク流量計で最大自由流量を測定した。 日記から、排泄量の中央値と昼夜における平均排泄回数を算出した。 また、排尿間隔を一定と仮定し、昼夜における平均尿量を1時間当たりmlで算出した。
結果 ボランティアの排泄量は中央値で220ml、1日6回、夜間0.5回であった。 日中は1時間当たり83ml、夜間は1時間当たり48mlの尿を排出していた。 最大流量の中央値は16ml/秒、前立腺容量の中央値は31mlであった。 すべての日誌パラメータ、自由流量および前立腺容積は、国際前立腺症状スコアと有意に関連していた。 しかし、日中の尿量を除くすべてのパラメーターは年齢に有意に依存し、前立腺量を除くすべてのパラメーターは排尿量に有意に依存した。
結論 国際前立腺症状スコア10点以下のボランティア788人のサブグループにおける値は、男性の排尿日誌パラメータとしては正常とみなすことができる。 また、年齢と排尿量を層別化した正常値も導き出された。