Atypical Squamous Cells of Undetermined Significance (ASCUS)
子宮頸部スクリーニング検査でASCUSが認められる場合、顕微鏡では正常細胞とは多少異なるが悪化程度は前癌細胞という程でもない、ということを意味します。 スクリーニング検査を受けた女性100人のうち、約3～5人に上記の症状が現れ、そのうち50％は4～6カ月後に細胞が正常に戻ります。
スクリーニング検査では、子宮頸部組織の劣化の程度を完全に反映することはできません。 実際、子宮頸部細胞に異常がある女性100人のうち、子宮頸部組織がひどく劣化しているのは5人程度です。 したがって、女性は2回連続して正常な結果が得られるまで、6ヶ月ごとに繰り返し検査を受ける必要があります。 異常細胞が続いたり、状態が悪化したりした場合は、専門クリニックに紹介し、コルポスコピー検査を受ける必要があります。 子宮頸がんの発症は長い経過をたどるものです。 子宮頸部の細胞は、正常な細胞から異常な細胞へ、そして軽度、中等度、重度の悪化へと徐々に変化を遂げ、最終的に子宮頸がんとなるのです。 継続的な細胞の変化の悪化とは別に、いつでも、細胞の変化は自然に正常な状態に戻ることもあります。 しかし
女性は、できるだけ早く再検査を受けたいと思うものです。 子宮頸部細胞の外層は前回のスミアで削られ、細胞が再び増殖するのに4～6週間かかるため、早期の再検査では子宮頸部細胞の状態を正しく反映することができません。
コルポスコピーとは
コルポスコピーとは、拡大鏡を使って膣内を検査することをいいます。
検査方法
医師はコルポスコープを挿入し、特殊な薬液で膣と子宮頸部を染色し、拡大鏡で異常な病変を確認します。 異常な病変が見つかった場合、医師は機器を使って小さな組織の断片を取り出し、さらなる分析のために検査室に送ります。 この検査は痛みを伴わないため、心配は無用です。